手や腕を酷使する人の肩こり、で使うツボ
こんにちは、朝霞市にあります整体治療院「たにぐち整体治療院」院長の谷口です。
今回は「手や腕を酷使する人の肩こり、で使うツボ」をご紹介したいと思います。
肩外兪(けんがいゆ)
肩こりのツボとして高名で、「肩井」とともに両横綱を誇っています。
肩甲骨の一番背骨寄りの上部です。
肩の後ろ側ですから一人でおこなう場合、鷲づかみにして強めに握るような刺激の方法が良いでしょう。
四?(しとく)
腕と指のしびれなどに良いとされるツボです。
腕の甲側で手首と肘の中間、二本に分かれている骨の間がツボです。
指先がしびれているときは、ここから「後谿」の間のラインを温かくなるまで何度もさすると良いでしょう。
後谿(こうけい)
血液や体液の流れ、胃腸の調子を正常に戻すといわれる「小腸経」の始点にあたるツボで、握りこぶしの小指付け根にできる一番手首よりのしわの端にあたります。
血流を活発にして肩こりの要因を軽減するのはもちろん、下痢や便秘にも良いとされています。
もちろんこのツボ単独でも使えますので、覚えておくと便利です。
手や腕を酷使する人の肩こり、で使うツボの動作説明
1. 後谿を押し回し
まず始めに「後谿」のツボを押します。
小指の付け根にある関節の外側ですから、一方の手のひらをもう一方の手の甲にあてるようにつかみ、親指の腹で小さな円を描くようにグリグリと押します。
10回押し回してひと呼吸置き、もう10回繰り返してください。
2. 四?を押す
「後谿」の次は「四?」のツボを押します。
まず腰をかけて腕を膝の上に置き、腕に力が入らないようにします。
呼吸と同じリズムを取って、吐くときに親指の腹でゆっくりと力を緩めます。
これを10回繰り返してください。
3. 肩外兪
最後は「肩外兪」です。
親指以外の四本の指先を突き立てて、1~5までゆっくり数えたらパッと離すのを5回繰り返してください。
最後に肩から「後谿」に向けて3回ほど腕全体をなで下ろして終了したら、反対の腕で同じように1~3の動作をおこなってください。
【ご注意】
単なる肩こりとは異なる肩の張りや、腕や指先にしびれなどを感じた場合は、重大な疾病の可能性もありますので、医師の診断を受けてください。
<参考文献>
『ダイソーみんなのツボ気功シリーズNo.1』 監修:王廷娟(オウ テイケン)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。