動いているものは腐らない 2
( ⇒ 動いているものは腐らない 1 からの続き )
人間の身体の中でいつも動いている臓器がありますね。
これが止まったときが人間の死を意味する大切な臓器です。
そう、『心臓』です。
その心臓は身体の隅々まで何を運んでいるのでしょうか?
それは、『血液』です。
体内にたまって動かなくなった古血を
東洋医学では「?血(おけつ)」といわれています。
この古血を取り除けば 、すべての病気は治るとまでいってます。
肩や背中がひどく凝ると、ヒルを使うという老人がいます。
背中や肩にヒルをのせ、丸々とふくらんでころがりおちるまで、
存分に古血を吸わせると凝りがとれるそうです。
昔は背中や肩の凝りだけではなく、いろいろな病気にあのヒルを使ったそうです。
肝臓が悪いと肝臓のツボに、腎臓が悪いと腎臓のツボにヒルをおき、
?血を取り除いて、病気を治したそうです。
しかし、そのヒル療法も現在ではすっかりすたれてしまいました。
まして都会の子供は、ヒルがいることさえも知らないのではないでしょうか??
すべての病気は血液の汚れ、東洋医学では、
「万病一元、血液の汚れから生ず」と して、病因を特定しています。
<参考文献>
『養生訓』 貝原益軒著
『血液健康法』 岡田一好著
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