生理痛、冷え性と便秘による腰痛、で使うツボ
今回は「生理痛、冷え性と便秘による腰痛、で使うツボ」をご紹介したいと思います。
天枢(てんすう)
へその左右外側に指3本分空けた所がツボです。
急性、慢性の腸炎と胃炎、下痢に良いとされ、便秘と下痢どちらの症状にも使われています。
中国では古来から、赤痢や虫垂炎の時にも使われていたと伝えられる由緒あるツボです。
中極(ちゅうきょく)
曲骨(恥骨)の指2本上です。
婦人病に良い究極のツボといわれています。
冷え、頻尿、子宮痛、生理不順、生理痛、下腹部の痛みはもちろん、閉経、陰門のかゆみ等と多彩な上、男性の勃起障害、尿漏れ、下痢などにも良いとされています。
大巨(だいこ)
「天枢」の指3本下にあります。
下腹部の膨張感や腫れ、頻尿、便秘と下痢によいとされています。
ツボの効能書きで便秘と下痢が同列に並ぶのは、東洋医学では便秘も下痢も共に胃腸が不調な状態であり、それを「正常な状態に戻す」という働きがあるためです。
生理痛、冷え性と便秘による腰痛、動作説明
天枢(てんすう)
両手の親指をへその両脇に突き立てるようにします。
腹部のツボは力任せに押してはいけません。
腹式呼吸で息を吐くときお腹をへこませ、そのときに押すようにします。
深呼吸のようにゆっくりとしたリズムで、8回おこないます。
中極(ちゅうきょく)
親指の腹をツボにあてても良いですし、中指を中心とした指3本を使っても結構です。
強く押さないことがポイントで、息を吐きながら優しく押していき、吐ききったら力を抜いて息継ぎをする。
ゆっくりとしたスパンで10回ほどおこないます。
大巨(だいこ)
両手の親指の先をツボにあてても良いですし、指3本をあてても結構です。
力任せに押す必要はありません。
左右同時に息を吐きながらゆっくりと押していき、1秒止めてから力を抜き息継ぎをします。
これを8回繰り返します。
【ご注意】
腰があまりにひどく痛む場合は、他の疾病などが関連している場合が考えられます。
そうしたケースで自己判断は禁物です。必ず医師の診断を受けるようにしてください。
<参考文献>
『ダイソーみんなのツボ気功シリーズNo.6』 監修:王廷娟(オウ テイケン)